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伊坂幸太郎の「砂漠」:大学生活のオアシスと社会という砂漠の物語

読書

伊坂幸太郎の著書「砂漠」は、大学生活というモラトリアムの時期に起こる数々の事件を描いた感動的な物語です。

大学一年生の春から四年生の冬にかけて、主人公の北村とその仲間たちの成長と友情を描いています。

Dr.ゆうま
Dr.ゆうま

伊坂幸太郎の作品で私が最初に読んだ作品です

大学生の頃に読みましたが、社会人になってもう一回読むとまた違う味わいがあります

簡潔なあらすじ

大学に入学した北村は、クラスの飲み会で西嶋という男と出会います。彼はやや小太りで空気を読まない発言を繰り返す人物でした。

北村は友人の鳥井と大学生活を送っていましたが、ある日麻雀に誘われます。麻雀をしたことがなかった北村は断りますが、西嶋の説得により麻雀をすることになります。

鳥井の一人暮らしの家で麻雀をすることになりましたが、そこには東堂と南もいました。

西嶋は東西南北をそろえたかっただけでした。

そこから鳥井を含めた五人の少し変わった大学生活が始まります。

女好きの鳥井に合コンに連れていかれたり、その女好きがたたってトラブルに巻き込まれたり。学祭での超能力対決や捨てられた犬の救出、予期せぬ事故など、様々な事件が彼らを待ち受けます。

Dr.ゆうま
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不思議なキャラの西嶋ですが、だんだんと好きになります!

感動的な物語

「砂漠」は大学生活という守られた世界に生きる彼らが、何を学び、何に心を動かされるのかを描いています。

社会という「砂漠」に歩み出す前のまだ未熟な彼らの成長が記された物語です。

大学生というモラトリアムの時期に起こる数々の事件を通じて、彼らの友情や成長が描かれています。

社会は砂漠、大学はオアシス

作中には「学生は、小さな町に守られているんだよ。町の外には一面、砂漠が広がっているのに、守られた町の中で暮らしている」という台詞があります。

この台詞のように、社会は砂漠のような存在であるが、大学生時代はその中のオアシスのような存在であると説いています。

この対比が物語に深みを与えています。

Dr.ゆうま
Dr.ゆうま

社会人になってから読むと、たしかに学生はオアシスだったなと感じます

ユーモアと緩急で引き込まれる

「砂漠」には「なんてことは、まるでない」という言葉がよく出てきます。

このフレーズが象徴するユーモアと緩急が、物語に独特の魅力を与えています。

伊坂幸太郎の巧みなストーリーテリングによって、読者は物語に引き込まれ、登場人物たちの成長と友情を共に感じることができます。

Dr.ゆうま
Dr.ゆうま

伊坂幸太郎のユーモアあふれる記述で引き込まれること間違いありません!

終わりに

伊坂幸太郎の「砂漠」は、大学生活のオアシスと社会という砂漠の対比を巧みに描いた感動的な物語です。

大学生時代の友情や成長、社会への旅立ちを描いたこの作品は、多くの読者に共感を呼び起こすことでしょう。

大学生時代の思い出や、これから社会に出る不安を抱える方にぜひ読んでいただきたい一冊です。

この記事を書いた人

Dr.ゆうま
Dr.ゆうま
30代 消化器外科医
手術、投資、ゴルフ、筋トレを愛するブロガー
現在の投資額は約5000万円
ゴルフはベスト75のシングルハンデです
有益な情報を発信できればと考えています

【経歴】
・旧帝大医学部医学科卒業
・卒業大学の消化器外科医局に入局
・現在は大学院生として研究中
・投資は2020年~開始

【現在の挑戦】
・資産1億円!
・ベンチプレス100kg!
・ベストスコア更新!

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